この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携

「で、あかり、気持ち良かった?」

 にこやかな笑みを浮かべた翔吾くんの質問に、私は真っ赤になるしかない。

「気持ち良かっ……た、よ」

 二人が満面の笑みで私を見つめてくるから、尻すぼみになってしまう。
 健吾くんにぎゅうと抱きつかれて、翔吾くんに足の甲にキスをされて、私はただ、いいな、と思う。
 この関係は、居心地がいい。

「二人とも、気持ち良かった」

 録画に関してはすぐ消去させなきゃいけないけど、セックスは、気持ち良かった。

「じゃあ、第二ラウンド?」
「それは無理」

 即答である。
 もう無理。無理なものは無理。頼まれても無理。

「あ、俺、シャワー連れてくから、翔吾は回収ね」
「了解。よろしく」
「ひゃあ!?」

 健吾くんに横抱きにされて、ベッドからお風呂まで連れて行かれる。健吾くんにそんな力があったなんて、知らなかった。
 じゃなくて!
 私は廊下で翔吾くんに向かって叫ぶ。

「消して! 絶対消して!」
「鑑賞会したあとでね」
「人でなし! ろくでなし! サイテー!」
「あかり、うるさい。お風呂でまた挿れるよ。抱き潰すよ」
「……んぐ」

 健吾くんのささやかな脅しに、私は決意する。

 次から二人とするときは、ちゃんとカメラを探してからセックスしよう!

「絶対二人とはしてあげない!」と思わないあたり、私は彼らのことを嫌いにはなれないし、十分、絆されていると思うのだ。

/581ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ