この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サキュバスちゃんの純情《長編》
第8章 兄弟の提携

「あかりさん、翔吾を愛してやって」

 健吾くん、私は。

「翔吾だけ、とは言わないから、さ」

 でも、それは。

「だって、もう、あかりさんは翔吾のことが――好きだろ?」

 ……え?

「なら、それを伝えてやってくれ。あ、タクシー来たから、行くよ」
「ちょっ、と、健吾く――!」

 砂利を踏むタイヤの音に、荷物を持って健吾くんは玄関に向かう。そして、靴を履きながら、彼は笑った。

「翔吾が恋人で、俺がセフレ、でいいよ」
「はっ?」
「じゃ、また連絡して。セックスしたくなったら」

 そうして、健吾くんはタクシーに乗ってどこかへ行ってしまった。
 母方の実家、とは言っていたけれど、本当の行き先なのかはわからない。私は、桜井家の事情には詳しくないのだ。

 健吾くんが言っていたことは、何なのだろう。
 私は、翔吾くんが、好き?
 ……好き?
 愛しているの?
 本当に?

/581ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ