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サキュバスちゃんの純情《長編》
第1章 情事と事情

「っ、あ、んんっ」
後ろから突き上げられるたび、声が漏れる。既にぐしゃぐしゃになってしまったシーツを握りしめて、深い繋がりからもたらされる快感を享受する。
バックは、好き。奥に当たる感覚が、気持ち良くて、少し痛くて、不思議な感じなのだ。雄に犯されている、と感じられるのも好き。
だから、ベビードール一枚で、腰を上げてあられもない姿になっていても、恥ずかしさは我慢、我慢。
「あかりっ」
翔吾くんは腰をしっかりつかんで、強弱をつけながら欲望のままに腰を打ち付けてくる。強めに腰を動かしてくれると奥に強く当たって気持ちいい。
キスマークは、胸と腹と太腿に何箇所かつけられた。首はダメ、と強く拒んだら少し悲しそうにしていたけれど、仕方ない。明日は仕事。ファンデで隠れないほどのものは、ダメ。翔吾くんのキスマークは、かなり、赤くなるみたいだから。
「っ、また出るっ」
翔吾くんの余裕のない声。中を締めるとかなり硬く滾っているのがわかる。限界のようだ。
「あ、ダメ、締めな……っ!」
……ごめん、翔吾くん。イキそうなのに締められたら、そりゃ我慢できないよね、出ちゃうよね。
奥で弾けた精液が、ゆっくり熱を伝えてくる。何度も痙攣しながら、翔吾くんは最後まで中に出してくれる。いい子だ。

