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サキュバスちゃんの純情《長編》
第10章 黒白な告白

「あー、いい匂い! 何? 何作ったの?」
「お粥とスープとだし巻きだよ」
「すごいな! あかりはいい奥さんになれるなぁ!」

 パジャマではなく、Tシャツにジャージ姿で現れた先生に、さらにホッとする。あのパジャマは着てもらいたくなかったから。
 ……私、意外と独占欲強かったみたいだ。

「あかり」
「ん」

 後ろから抱きすくめられて、ドキドキしてしまう。耳の後ろあたりにキスをされ、ペロリと舐められると、ゾクリと背中が粟立つ。

「せんせ、ダメ」
「なんで? 熱が危ないから? 吹きこぼれちゃう? それとも」

 体のラインを優しく撫でられる。壊れ物に触れるように、優しく。

「俺が結婚するって思い込んでいるから?」
「!?」

 ぐいと顔を先生のほうに向けられ、唇を塞がれる。先生にしては乱暴なキス。すぐに舌を挿れられ、口内を犯される。

「んんんっ!」

 パチンとIHの電源を切られて、せっかく温めていたのに、と非難の視線を向けようとして、やめた。先生の目が、とても穏やかで優しかったからだ。

「ごめん、いろいろと心配かけて。でも、熱は引いたし、結婚するつもりもないから、安心して」
「……ほんと?」
「本当」

 湯川先生にぎゅうと抱きついて、キスを求める。応じてくれる唇と舌は、優しい。


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