この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サキュバスちゃんの純情《長編》
第10章 黒白な告白

 先生が好き。
 伝えられないと思っていた気持ちが、むくむくと大きくなってくる。このままだと爆発してしまう。

「あかり」

 太腿に押しつけられているものの存在に、私の体が喜ぶ。熱を帯びた雄を、早く受け入れろ、と喚く。

「ごめん、あかり。今すぐここで抱きたい」
「せんせ、待っ」
「待てない」
「待って!」

 強い声に、湯川先生が手を止める。ワンピースのボタン、いつの間にそんなに外していたのか。気づかなかった。油断も隙もありゃしない。

「ベッドがいい?」
「違う、違うの。そうじゃなくて。私、先生に言わないといけないことが」
「ん、何?」

 ボタンを外そうとする先生の右手をやんわりと包んで、言葉を探す。けれど、適切な言葉が見つからない。
 なんて言えば、先生に伝わるだろうか。
 なんて言えば、私の気持ちが伝わるだろうか。
 探したけれど、一つしかなかった。

「せんせ、好き」

 驚いて目を見開く先生の顔。珍しく、先生が動揺している。

「好きなの。望のことが好き」

 先生が息を呑むのがわかった。ごくりと喉が鳴った。

「愛してるの」

 湯川先生の目に私だけ映して。
 私だけを見て。
 私だけに触れて。

 私だけを抱いて。

/581ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ