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サキュバスちゃんの純情《長編》
第11章 幸福な降伏

「……その、三人、は……どうなんだろう? あかりはつらくないのかな?」
どうしよう、先生、興味津々じゃん!
「あかり、どうなの?」
振らないで、翔吾くん! その話題を私に振らないで! 私にも羞恥心というものがあるの!
けれど、二人に見つめられて返事を催促されている状況で、逃れることはできない。はぐらかしても、きっと話題をもとに戻される。そういう二人だ。
「……体力的には、つらい、かな。毎日だと」
「週に一回なら?」
「んんんー……まぁ、何とか……頑張れない、こともない」
「つまり、週イチの3Pなら大丈夫、と」
今何かを食べたら、吹き出すか、窒息するかのどちらかだろう。
口の中がカラカラだけど、飲み物は飲んじゃダメだ。酷いことになる。
「……一人ずつのほうが好きだよ?」
「でも、三人でもできるよね?」
「できるけど、積極的にやりたいわけじゃ……」
「だってさ。残念だね、望さん」
……湯川先生、口元を押さえて真っ赤になっている。そしてぼそりと「鼻血出そう」と呟く。

