この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サキュバスちゃんの純情《長編》
第14章 小咄(一)

岡山駅→福山駅

「望さんて、AVとか見ないの?」
「見ても勃たないから、見ない」
「じゃあ、あかりの写真とか?」
「そう。隠し撮りした写真とか、あかりにそっくりな絵とか」
「絵?」
「尾道の画家、村上叡心の絵の中の女が、あかりそっくりなんだ」
「へぇ……あ、ほんとだ、似てる。綺麗な絵だね。撮って待ち受けにしてるなんて相当だけど。でも、尾道って、偶然?」
「さあ、それはわからない」
「ふぅん。あ、じゃあ、今度いいものあげるよ」
「いいもの?」
「あかりのハメ撮り動画」
「は!?」
「欲しい?」
「いやいやいや、あかりに限ってそんなこと許可しないだろ。だって、写真すら嫌がる子だぞ? 翔吾、お前、許可なく撮っただろ!? 隠し撮りだろ!?」
「あ、欲しくない?」
「……欲し、いデス」

 その動画が望の新しいオカズになるのは、遠くない未来の話。


◆◇◆◇◆


福山駅→尾道駅

「……田舎だね」
「……田舎だな。でも、嫌いじゃない」
「俺も」
「なんか、田舎の電車っていいな。都会と違って」
「景色が変わるからかな。東京の電車から見る景色はビルばっかりだからなぁ」
「あ、海だ」
「ほんとだ」
「……いいなぁ」
「……いいねぇ」

 いつの間にか二人旅を楽しむ望と翔吾。

/581ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ