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サキュバスちゃんの純情《長編》
第1章 情事と事情

「せんせ、私、っ」
「いいよ、おいで」
すぐイッちゃうからクリトリスはダメだって言っているのに。先生はやめてくれない。ほんとにもう。
「せんせ、一緒に、っ」
「あかりがイッたら挿れてあげる」
今すぐ欲しいけど、それなら我慢できる。わかりました、すぐイキますから!
「っあ!」
膣襞の気持ちいいところを強く刺激され、一瞬で高みに引っ張り上げられてしまう。
唾液まみれの舌を絡め合い、嚥下しながら、私は願う。
どうか、この幸せがまだ続きますように。
湯川先生がこれ以上私を求めませんように。
この甘い関係が、まだ壊れませんように。
「せんせぇっ」
びくんと一際大きく体が跳ねた。湯川先生の指を強く強く締めつけて、中が収縮を繰り返す。
荒い呼吸が漏れる唇から、どちらのものとも知れない唾液が零れ落ちる。
「俺もイカせて」
弛緩してぐったりとした足が軽く持ち上げられ、イッたばかりの膣口に亀頭が宛てがわれる。湯川先生はペロリと唇を舐め、私を見下ろした。私は、微笑んで彼を見上げる。
「何回、でも、イカせて、あげる」
あなたが、望むままに。
私は、そういう、種族だから。

