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サキュバスちゃんの純情《長編》
第3章 迷惑な思惑

「ありがとね、あかり」
「やんっ、あ……ひゃあぁっ!」
「あ、こら、暴れないで。痛くなっちゃうよ」
ガシャガシャと手首に繋がれた玩具の手錠が揺れる。相馬さんが脇なんか舐めるから、暴れたくなるんじゃないの、もう!
「じゃ、そろそろ――イク?」
胸の先端が相馬さんの口に覆われて、舌が一番敏感な突起を舐め上げる。待ちに待った刺激に、腰が浮く。
ヴィンヴィンと彼の手元のバイブが動き始めて、奥から少し手前を刺激する。さっき彼に教えた箇所だ。
「やっ、あ、んんっ」
「中でイク? クリでイク?」
「この、ままっ、あ!」
一瞬の角度だったのに、相馬さんは私の反応を見逃さない。私が一際大きく啼いた角度をキープして、執拗に攻め立てる。
ほんと、いい性格と、いい笑顔、してる。
「あかり、おいで」
バイブの音。ぐちゅぐちゅと掻き混ぜられる卑猥な音。ベッドに繋がれた手錠の音。相馬さんの唇から漏れる気持ちのいい音。
何もかも――忘れさせて。
「りょーすけっ、イッ、」
「いいよ、おいで」
「ん、っっ!」
シリコンの先端を強く当てられ、乳首を舐られ――その甘い刺激に、強い快楽を感じて、達してしまう。
一度高みへ昇らされたあと、体がゆっくり緊張を解いていく。
「ひあっ!」
スイッチを切ったバイブをずるりと抜いて、相馬さんは笑う。

