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サキュバスちゃんの純情《長編》
第3章 迷惑な思惑
「胸、やらかい」
「んっ、やっ、だ」
「乳首、かわいい。すぐ起つよね」
「も、りょーすけ」
抱きしめられて、その胸の先端が相馬さんの胸で潰され、捏ねられる。その甘い刺激でさえ、快楽のスパイスになる。
「あかり。限界」
「いいよ、中に、来て」
「っあ、出るっ」
びくん、と肉棒が震えるのさえ、わかる。何度も何度も、震える。奥に吐き出された彼の精は大量で、零れてしまいそうになるのを必死で食い止める。
性器が大きければ、精液も大量。規格外の人だ、本当に。
「あかり……相変わらず、いいね」
「涼介のも、相変わらず太いね」
抱き合ったまま、笑い合う。
バイブやローター、いわゆる「大人の玩具」を作る会社に勤める相馬涼介さんは、私の体を使って改良点などを見つけている。
「モニターになってくれないか」と彼からスカウトされたときに、「じゃあ、あなたとセックスしたい」と持ちかけたのは私。相馬さんは驚いていたけれど、そのあと彼の股間を見て驚いたのも、私だ。
大きめサイズのコンドームすら受け付けない彼の巨根は、それを受け入れる女の子すらいなかった。たいてい、勃起状態の巨根を見て「無理です、壊れます!」と逃げられるのだそうだ。
ゆえに、風俗嬢にお世話になる日々を過ごしてきた彼。何ともかわいそうな話である。
「手錠、痛くなかった?」
「大丈夫だったよ。痛くないけど、拘束されている感じはあったから」
中で小さくなったといえど、結構な太さである。少し腰を揺すると、相馬さんは私の手首を見つめながら、くすぐったそうに笑う。