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おにいちゃん、おしえて。
第4章 おにいちゃんの、ひみつ。
終わってしまうと、英司は何もなかったような顔で片付けを済ませ、ソファに身を預けて足を組み、スマホをいじったりしている。

……すごいもの見ちゃった。
おにいちゃんの、あんなこと。

清花はくらくらするような衝撃を感じながら、英司に話しかけていいものやら悩んだ。
このドアを開ける勇気がなくなってしまった。

おちんちんをあんなにして……!
おにいちゃんのあんなセクシーな顔……!
思い出しただけでまた、ドキドキが止まらない。


清花は気付かれないようにそろりそろりと自分の布団に戻り、静かに襖を閉めようとしたが、全部閉め切ると怖いので、数センチだけ開けておいた。

そして、布団にもぐってすぐにパジャマの中に指を忍ばせ、日本人形に見守られながら指で前後にさすった。


「……んあッ」

――何?
いつもと違うものがそこにある。

すりすりとパンツの上を往復させていると、こりっとしたものが指に引っかかって、それを触ってしまうと声が出る。

これは何?
一体、何があるの?怖い。
パンツの中まで触った事のない清花は、自分の体が変わってしまった恐怖に襲われた。
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