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おにいちゃん、おしえて。
第5章 おにいちゃん、みて。
――見るって……清花のそこを、俺が?


英司の性器は痛いほど怒張した。
そんなこと――考えただけで興奮を越える。

英司には何人かとのセックス経験はあるし、ついこの前まで彼女もいた。
連絡を欲しがる彼女に対し、全くマメじゃない英司はつきあいが面倒臭くなって別れたのだが。

「……いいよ。見るよ」

目の前で本当に悩んでいそうな清花を見ると、英司の胸がきゅうっと苦しくなった。


清花は思う。
こんなこと、恥ずかしいけど……。
やっぱり、あそこがいつもと違うのは怖い。
こんな、パンツが濡れちゃうなんてことは、今までなかった事だ。

英司に頼むのも、年頃の清花には、泣きそうなぐらい恥ずかしいけれど。
英司の自慰行為を見ていなければ、きっと頼まなかった事だろうけれど。

憧れの英司なら、何とかしてくれるかもしれないと思いながら、清花はちらりと英司の様子を窺うと、大きな手で頭を撫でられた。


「じゃあ……ベッドに上がって。脱いで」

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