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おにいちゃん、おしえて。
第1章 幼なじみ。
そして、赤面してしまうのは、久しぶりに見たおにいちゃんが、かっこよくなってるせいだと思う。
こんなに背も高かったかな?
涼しげな瞳は昔と変わらないけれど。
「え、きーちゃんも、おにいちゃんも行かないの?」
清花と英司の会話が聞こえていたらしい芽衣が、話に割り込んできた。
英司はさらりと涼しい顔で、清花はドギマギしながらそれぞれ答える。
「うん、俺はバイトのシフト入ってるかもしれないから。芽衣もおばちゃんたちも楽しんでおいでよ」
「わ、私も、やっぱり学校行っておきたいし」
子供たちのやりとりを聞いた清花の母が、ハイボールのグラスをテーブルに置いて小首を傾げた。
「んー、そうねぇ……清花が学校休みたくないなら……ご迷惑掛けるけど、えいちゃんがいるなら安心かな。お願いしてもいいかな?」
いつまでもぽわんとした、夢見る少女のような雰囲気を持つ清花母が、英司に尋ねた。
「清花ちゃん一人で家で留守番させるのも危ないから、家に泊まればいいわよ。英司、ちゃんと面倒見てあげんのよ」
涼しげな瞳と鼻筋の通った美貌を持つ英司母もそれに賛同した。
英司は母似だった。
こんなに背も高かったかな?
涼しげな瞳は昔と変わらないけれど。
「え、きーちゃんも、おにいちゃんも行かないの?」
清花と英司の会話が聞こえていたらしい芽衣が、話に割り込んできた。
英司はさらりと涼しい顔で、清花はドギマギしながらそれぞれ答える。
「うん、俺はバイトのシフト入ってるかもしれないから。芽衣もおばちゃんたちも楽しんでおいでよ」
「わ、私も、やっぱり学校行っておきたいし」
子供たちのやりとりを聞いた清花の母が、ハイボールのグラスをテーブルに置いて小首を傾げた。
「んー、そうねぇ……清花が学校休みたくないなら……ご迷惑掛けるけど、えいちゃんがいるなら安心かな。お願いしてもいいかな?」
いつまでもぽわんとした、夢見る少女のような雰囲気を持つ清花母が、英司に尋ねた。
「清花ちゃん一人で家で留守番させるのも危ないから、家に泊まればいいわよ。英司、ちゃんと面倒見てあげんのよ」
涼しげな瞳と鼻筋の通った美貌を持つ英司母もそれに賛同した。
英司は母似だった。