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おにいちゃん、おしえて。
第7章 おにいちゃん、おしえて。
セミダブルのベッドで一緒に寝ることにした。
時刻はもう日付が変わってしまっていた。

清花は、英司の匂いがする布団の中で、あくびをひとつすると、大好きな英司の胸にまた縋りつくように頭を擦りつける。
まるで仔猫だ。

「そういえば、どうしたの、パンツは」

さっきあれだけ騒いでいた下着のこと。
英司に尋ねられた清花は、耳元に近づいて、小声でこしょこしょと伝える。
ズボンの下はノーパンだと。

「そうだ……パンツ洗わなきゃ……」
「まあ、明日でいいんじゃない、もう時間も遅いし。乾燥機かければすぐ乾くだろ」

英司の声は昔から大好きだ。
甘くて低くて、清花の心を落ち着かせる。――と同時に、甘く疼かせられたりもする。
とても不思議で大好きな声。

「ねえ、大好き。おにいちゃんは?」
「一緒だよ。好きじゃなきゃ、あんなことしないよ」
「あんなことって?」
「や、風呂でしたことだけど……」
「あっ、もうっ、言わないでいいっ」

清花は風呂での鮮烈な出来事を思い出して、恥ずかしがっていた。
自分の腕の中でまどろんでいる少女を見つめながら、英司は先程の決心を思い返していた。

さっきは、強く「清花と繋がりたい」と思ったけれど。
腕枕して、こうしているだけでも十分だ。
……抜いといてよかった。

すやすやと寝息を立て始めた清花の髪にキスをして、英司も眠りに落ちた。
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