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ただ、口づけに愛を込めて
第3章 (第一部) 中学生、再会
「デート、幸せそうだね」
佳奈がニヤニヤ顔でつついてくる。

「幸せでしたからー」

週明けの部活。
クラスも近いから休み時間でも話せるけど、誰かに聞かれたくない話は部室に限る。

「これから暫く会えないんだよね…」

10月初めには棚藤の文化祭がある。
9月はその準備で大わらわなのだ。

「文化祭呼ばないの?」

呼ぼうかなぁ…文化祭。
1人じゃなあ…
岩橋も呼ぶか。

「文化祭誘ってみるわ」
私は毎年図書委員会や箏曲部の部活発表、ボランティア、クラスのシフトと、毎年移動時間に困るほど忙しい。
そもそもトイレや食事の時間は計算に入れずにシフトを入れている。
クラスのシフトの時に教室に来てもらえば、なんとかなるかな。

お誘いのLINEをするとその夜返事がきた。
来るそうだ。
岩橋も問題無し。
文化祭、楽しくなりそう。

チケットが届くのは文化祭の2週間前。
でも西野は3週間前にチケットの催促をしてきた。
楽しみにしてくれてるんだ。
嬉しかった。

またそれから1週間後。
チケットを2人分用意して、手紙と簡単な手描きの駅からの地図を添えて西野の郵便受けに入れた。
岩橋の家は少し遠いから、2人で当日来てもらえばいい。

その日の夜。西野のタイムラインに、"これから勉強しようかな"というコメントと共にチケットと私の手紙の写真があった。

喜びを抑えきれず、ガッツポーズ。
明日、佳奈に報告しなければ…!
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