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甘蜜トラップ
第4章 惰性と欲求
「どう、自分の味は」
「……ぅ、美味しくない」
「俺は美味しいけど」
「嘘つき……やだぁ」
顔を背ければ首筋を舌が這い、その舌が引っ込んだ頃にはまた胸で遊ばれて、既に酷く腫れている。少し擦れるだけで痛いのか気持ちいいのか分からないくらい。
「じゃあ次は俺のやってほしいこと言っていい?」
「え、それって……」
柳瀬のを、ってこと?
「自分で弄って、イって」
「な、んで、また私にひとりで……」
「橘、いまなにを期待した?」
「ッ」
バレバレだ。
バレバレなんだ、私の考えていることくらい。だってガキだもん。でも柳瀬だってもう限界なんじゃないの……? 今日は最後までやってくれるんだよね?
柳瀬の家の柳瀬のいつも寝ているベッドの上で私は生まれたての姿を晒し、加えて見られながら一人でイけなんて酷な話だ。
「それとも一人じゃ出来ない?」
「恥ずかしい……」
「じゃあ手伝うから、ほら、ここ触って」
私の手をとり、先程から散々触られまくって腫れ上がっている突起に指の腹をあてがわれる。
「どうせいつもしてるんだろ」
「それは」
「いつもなに考えて浸ってんの? 浅木のこと? 」
「……ちが、」
「そうだな、じゃあ今日は俺のこと考えて」