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甘蜜トラップ
第2章 快楽と堕落
「脚閉じんなよ、洗えねえじゃん」
「ごめ、ぁっあ、ちょっ瑞樹っ」
指は狙いを定めたかのように花芯を突いてきた。ソフトタッチで触れたかと思えば探るように捏ねる。
洗うなんてのが口実なのははなから分かっていたことだけど、まさか立ちっぱなしでこんなことされるとは思っていなかった。洗うだけ洗ってベッドで、って。
「気抜くとすぐイきそうだな」
「瑞樹が……っ」
「俺がなに?」
ーー言え、と。
でもそれをさせないように強引に唇を奪い取られる。言わなくたって分かってるのにおかしなことを言うし、する。
それが不思議と煽られてるような気にさせられる。もっとねだれよと瑞樹が言ってる、キスだけで十分伝わった。
「んんっ、ふ」
泡を洗い流しながら、既に腫れ上がっているであろう突起を時折摘み上げたりと甚振られ、つうっと滑らせてぬらりと蜜をこぼすそこに遠慮がちに指を挿し込む。くぷ、と音を立てて奥まで入り込んだ中指がゆっくりと出入りを繰り返す。
「ぁ、っ、う」
「声我慢してんの?」
「ふ、ぅ」
「あー、そっか風呂だからか、窓開いてるし……裏階段より興奮するっしょ?」
抜き差しする途中で瑞樹は親指を使って熱い突起に触れ、ナカと同時に刺激した。
「ゃあっ、だめ、だめ」
「なにがだめ? 超かわいい顔してんのに。ほら、もっと見せろよ」
なおも続けるその行為に加え、唇を吸うように激しくキスをする。鼻だけではおかしくなりそうなくらいで沢山の酸素を求めるように口を開けると、ここぞとばかりに滑り込んできた舌がさらに窮屈にさせた。
器用に口元と指を動かしていいところをピンポイントで突いてくる瑞樹に、そろそろ脚が限界だった。
ああ、頭もおかしくなりそう……。
「はぁっ、あ」
「もう無理なわけ」
「ぁ、脚」
「立ってらんねえとか小鹿か」
「う、っさい」