この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘蜜トラップ
第3章 感情と強制




「柳瀬っていくつなの?」

「それ、知らないの橘くらいだよ」

「自意識過剰?」

「担任ですって挨拶したときに前田に質問されて答えたしね」

「えー……聞いてなかった。教えてよ」

「25、今年で26か」

「若いんだね」

「いや15、6に言われたくないんだけど」

「16だよ。4月だから」

「ふうん」


10歳違う。
うわあ、こう考えると私って子供だ。ガキって言われてもしょうがないな。

脚をたたむように体育座りに変えて、背中を丸める。


「上からだと橘のつむじ丸見え」

「見るな変態」

「えー、若い子のつむじ見ただけで変態呼ばわり? 酷いね、生きづらい世の中」

なにが楽しいんだろう。
私といて、私の横で煙草吸って、楽しいのかな。笑ってるってことは楽しいってことなのかな。瑞樹といるときは当たり前のように笑ってたのに、柳瀬だとなんか違う。大人と子供って感じかな。

「……柳瀬」

「なに」

「もっかいして」

「なにを」

急に冷たい声色で。
ちょっと、向かい風に吹かれたような気分。

「キス」






/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ