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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第6章 『仲間』
 寝ぼけた美少女二人に前後から挟まれるなんていう、童貞の妄想の中にもなかなか出てこないようなシチュエーション。片や美脚とぷりぷりお尻が売りのツンデレ系ヴォーカリスト。片や隠れ巨乳の奥に劇薬を隠したようなショートケーキ少女。

 そして僕は気が付いた。

 僕の部屋で寝る前にシャワーを浴びたハルナさんはノーブラだった。厚手のパーカーのせいで気付かなかったけど、押し付けられる柔らかい膨らみの中に明らかに違う感触がある。
 ハルナさんのちょっと大きな乳輪と陥没した乳首。
 今でも鮮明に思い出せてしまう。

 そしてハルナさんの乳首の存在に気付いた僕は背後から押し付けられるシーカさんの胸の中央にもまた、そこに乳首があるのに気が付く。気が付いてみるとそこだけ違う何かがあるような気がする。
 胸はやや小ぶりながらも綺麗な乳首をしていたのを思い出す。あの乳首は今、僕とシーカさんの体の間でくにゃり、とひしゃげているんだろうか。

 り、理性が…

 ただでさえ女の子と同じ部屋でお泊りなんてはじめてだというのに、こんな展開になるなんて。

 触っちゃう? 触りたいです、触っちゃえ。

 そんな五七五が頭に浮かび、我慢の限界が近付いて来た時、すっとハルナさんの手が緩んだ。
 
 僕は名残惜しくもそっとその胸の谷間から抜け出し、またもや静かにゆっくりと体を上にずらしていく。ちょっとずつちょっとずつシーカさんの足の間からも抜け出していく。

 無事に柔らか地獄、もとい二人の体の間から抜け出せた僕はぶるり、と身震いをする。

 これ以上この部屋にいたら僕は覚醒してしまう。超サイヤ人を超えた何かになってしまう。
 
 仕方ない。

 僕は上からトレーナーを着ると鍵を持って部屋から出た。
 
 …今夜は車の中で過ごそう。
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