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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第7章 過去から来た少女
「あの、ね」
「は、はい」
先程よりもさらに小声のカエさん。
「さっきの、あの曲ってさ…」
来たか。ここで来たか。このタイミングでか。
もしかしたらカエさんもずっと話し出すタイミングをうかがっていたのかもしれない。自分の喘ぎ声を使われた曲を話し出すきっかけとしてお尻を触られていることを上手く転換したのかもしれない。
「あの民宿での…あの時の、だよね?」
「…はい」
「声、録ってたんだ」
「す、すいません…」
どうやら僕らの後ろのほうにはキャリーバッグを持っている人がいるらしい。その人の大きな荷物のせいで背後の人垣が不規則に揺れる。また押されて強くお尻に押し付けられる手。
僕は背後から押されて力を込めて吊革を握る。足にも力を入れて踏ん張る。同時にカエさんのお尻に押し当てられた手のひらにも力が入ってしまった。
むぎゅ、っと揉んでしまった。
小さく肩を上下させてすっとカエさんが息を吸う。
「すいません…押されて力が入っちゃって」
「うん…大丈夫」
カエさんはうつむいて目を閉じ人の圧力と僕の手の感触をやり過ごしている。男の僕でも辛いくらいの混雑なんだから女の子のカエさんにはもっと辛いだろう。ましてお尻にぴったりと僕の手のひらが貼り付いているんだし。
「は、はい」
先程よりもさらに小声のカエさん。
「さっきの、あの曲ってさ…」
来たか。ここで来たか。このタイミングでか。
もしかしたらカエさんもずっと話し出すタイミングをうかがっていたのかもしれない。自分の喘ぎ声を使われた曲を話し出すきっかけとしてお尻を触られていることを上手く転換したのかもしれない。
「あの民宿での…あの時の、だよね?」
「…はい」
「声、録ってたんだ」
「す、すいません…」
どうやら僕らの後ろのほうにはキャリーバッグを持っている人がいるらしい。その人の大きな荷物のせいで背後の人垣が不規則に揺れる。また押されて強くお尻に押し付けられる手。
僕は背後から押されて力を込めて吊革を握る。足にも力を入れて踏ん張る。同時にカエさんのお尻に押し当てられた手のひらにも力が入ってしまった。
むぎゅ、っと揉んでしまった。
小さく肩を上下させてすっとカエさんが息を吸う。
「すいません…押されて力が入っちゃって」
「うん…大丈夫」
カエさんはうつむいて目を閉じ人の圧力と僕の手の感触をやり過ごしている。男の僕でも辛いくらいの混雑なんだから女の子のカエさんにはもっと辛いだろう。ましてお尻にぴったりと僕の手のひらが貼り付いているんだし。