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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第7章 過去から来た少女


「ずるいよ、強引なんだから」

 射精後も口を離さず一滴残さず吸い取った僕の精液を飲み込んだカエさんが、悪戯っ子の笑顔で言った。

「ご、ごめんなさい…」
「我慢出来なかったの?」
「…はい」
「私まだイってないよ?」
「あの…」
「責任取って太一君がイかせてくれる?」

 僕の返事を待たずカエさんがお尻を動かして僕の横に並んで座る。そしてこつん、と頭を肩にもたれさせた。

 あの時、はじめてカエさんに触った時のような、そんな姿勢になった。僕の左腕にカエさんの大きな胸が触れている。

「触ってもいいよ…あの時のこと思い出して」

 右手を伸ばす。あの時と同じように指先で感触を確かめるようにつつく。あの時のように形を確かめるように指先を柔らかさの中にわずかに沈めたまま滑らせていく。

 僕の肩にカエさんのおでこが添えられた。長い髪がぱさりと揺れ横顔を覆い隠す。

 そう、あの時もこんなふうに顔が見えていなかった。

 あの時と違うのは、お互いがもうすでに知り合っていること。二人とも全て脱ぎ捨てて全裸であること。そして今は許されて触っているということだ。

 そっと手を進ませ胸を包み込むように手のひらを当てる。電車の揺れに合わせるかのようにゆっくりと上下に、左右に揺する。
 固く尖った乳首が僕の手のひらの中でひしゃげている。
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