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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
「どうにかなりそう?」
「…はい。多分」
「ホント!?」
テーブルの上に身を乗り出すハルナさん。こっちのハルナさんは行動も声も大きい。これはこれで嫌いではないけどいつもの甘くて緩やかなハルナさんのほうが好きかも。
何よりもコンプレックスの胸を隠すために生まれたキャラなのだから、このままでは今まで以上に胸を気にしながら小さな体を余計に縮みこませることになるだろう。
実際今日のハルナさんは厚手のパーカーの上に久しぶりのオーバーオールを着ている。夏のあの日以来、着なくなったオーバーオールを着ているのは少しでも胸を隠したいからだろう。肩の紐部分をきつくして胸を押し潰すようにして隠している。
「どうしたらいい? 任せるから」
「…じゃあ、ハルナさん」
二人の間にあったローテーブルをどかして向かい合って座る。
「真っ直ぐ座って」
「こう?」
「はい、そのまま背中を反らせて」
「ん…こう?」
クッションの上で女の子座りのハルナさんは腰に手を当てて大きく背中を反らせる。
「もっとです。胸を強調するように」
「む…!?」
ぱっと腕で体を抱え込む。
「何考えて…」
僕は自分の考えたことを説明する。胸が弱点だからそれがきっかけになるかもしれない、と。
「…はい。多分」
「ホント!?」
テーブルの上に身を乗り出すハルナさん。こっちのハルナさんは行動も声も大きい。これはこれで嫌いではないけどいつもの甘くて緩やかなハルナさんのほうが好きかも。
何よりもコンプレックスの胸を隠すために生まれたキャラなのだから、このままでは今まで以上に胸を気にしながら小さな体を余計に縮みこませることになるだろう。
実際今日のハルナさんは厚手のパーカーの上に久しぶりのオーバーオールを着ている。夏のあの日以来、着なくなったオーバーオールを着ているのは少しでも胸を隠したいからだろう。肩の紐部分をきつくして胸を押し潰すようにして隠している。
「どうしたらいい? 任せるから」
「…じゃあ、ハルナさん」
二人の間にあったローテーブルをどかして向かい合って座る。
「真っ直ぐ座って」
「こう?」
「はい、そのまま背中を反らせて」
「ん…こう?」
クッションの上で女の子座りのハルナさんは腰に手を当てて大きく背中を反らせる。
「もっとです。胸を強調するように」
「む…!?」
ぱっと腕で体を抱え込む。
「何考えて…」
僕は自分の考えたことを説明する。胸が弱点だからそれがきっかけになるかもしれない、と。