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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
 ハルナさんはえい、と小さく可愛らしい気合の声を上げてパーカーを脱ぎ捨てる。勢いそのまま下に来ていた長袖のTシャツも脱ぎ捨てる。
 最後に上半身に残ったのは黒い保温シャツ。ピッタリとフィットしているため体のラインどころかブラジャーの形まで見えてしまっている。

 肩をすぼめて小さくなったハルナさんは、前に僕に胸をいたずらされた時の表情に似ている。

「脱いだよ…」

 でも、まだ戻りきっていない。いつものハルナさんは同じ年の僕に対しても敬語だ。

「まだ…ダメみたいだね」
「ですね」
「も、もう脱げないよ…」
「ですよね…」
「…どうしよう」

 じゃあもう仕方ない。

 触っちゃいますか。

 スケベ心からじゃないよ。ハルナさんを元に戻すためだよ。

 自分に必死に言い聞かせる。じゃないと緊張で手がブルブル震えてちっとも動いてくれそうにない。
 前にも触ったり揉んだり吸ったりしたのに。やっぱりこういうのは興奮もするけど緊張もする。

 問題は口下手な僕がどうやって許可を取るかなんだけど…
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