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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
「ちょ、え…ど、どういう…?」
「前の時みたいにいっぱいドキドキさせて、この緊張を平気にさせてよ」

 前の時、というのは僕の用意したお尻の半分がはみ出した衣装を恥ずかしがって精彩を欠いたライブの後、その日二回目のステージに立つ直前のことだ。

 あの時はお尻がはみ出すのがどうってことないくらいの恥ずかしい思いをすることによってそれを克服した。
 恥ずかしいこと、というのは裸を見られること。

 僕はシーカさんと二人っきりの控室で彼女を裸にし、体を隅々まで見た。自らの指で割れ目を押し広げさせ、奥までじっくりと。指一本触れることは許されなかったけど、僕はシーカさんの裸を目の前に自分でしごき、まだ男を知らない割れ目に精液をぶちまけた。

 またシーカさんの裸が見られるのか。

 そんな思いと共に、もうひとつ頭をよぎる思い。

 あの時はそれで解決した。克服すべきはシーカさん自身の羞恥心だけだったからだ。
 でも、今回はそうはいかない。なぜなら今回のプレッシャーの源は五千人の観客とそれに期待をされている浅山知代の存在だ。

 実際リハを観ていても浅山知代は凄かった。歌声が澄んでいるだけではなく、会場全体を震わせるような影響力を持っている。いや、浸透力というべきか。いつの間にかスルリ、と心の中に染みわたるような歌声だ。

 シーカさんの敵は強く大きい。

 多分、あの時と同じことをするだけじゃダメだ。もっと強い刺激でシーカさんの心臓を締め付けなければこのプレッシャーは乗り越えられない。

「支度部屋に今誰もいないわよね…あたしまた脱ぐから」
「…待って下さい」

 ステージから差し込むレーザー光線が僕を見つめるシーカさんの顔を一瞬照らす。

「脱ぐなら、ここで」
「え!?」

 バンドの音にも負けない大きな悲鳴がシーカさんの口から飛び出した。

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