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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
「あ、どうも。お疲れ様です。見学ですか」

 僕に気が付いて気さくに声をかけてくる。隅で小さくなったシーカさんを隠すように僕はその前に立つ。ちょうど僕の股間の高さにシーカさんの顔。背後には壁。担当の社員からは隠れられているがその分僕の股間を顔に押し付けられている。

 はっ、はっ…

 押し殺した小さな吐息が僕の股間に熱く吹きかかる。

「ええ、今日はよろしくお願いします」

 僕も何とか平静を装って挨拶を返す。向こうは僕の足の間に裸のシーカさんが隠れていることに全く気付いていない。

 すぐにどこかに行ってくれればいいのに彼はそのまま僕にあれやこれやと話しかけてくる。どうも『パンツァーカイル』を気に入ってくれているようでそれはありがたいことなんだけど、今の状況ではただただ迷惑なだけだ。

 痛いくらいに勃起してしまって居心地の悪いムスコ君を直したい。僕の腰から下は仕切りのせいで相手からは見えない。チンポジを直しても気付かれないだろう。
 そっと下に手を伸ばすと触れるのはムスコ君ではなくシーカさんの肩。よく考えれば股間にシーカさんの顔が密着しているのでポジションを直すのは難しい。

 というよりも…?

 小さく腰を振り硬くなったものをシーカさんの頬に押し付ける。

「んぐ…」

 小さく呻く声。僕はさらに手を伸ばす。指が触れる柔らかい膨らみ。シーカさんの胸の膨らみ。

 まったくそんなことを想像していなかったのか胸を覆うシーカさんの腕の隙間に僕の手はするり、と潜り込めた。慌てて腕を閉めるも僕の腕ごと抱え込むことになった。

 ついに触れたシーカさんの胸。やや小ぶりながらも形がいいのが触っただけでも分かる。カエさんやハルナさんの胸に比べて張りがあるのは大きさのせいか。とても手触りがいい。
 胸を覆う手のひらの中に硬い感触。誰よりもきれいなシーカさんの乳首。

 そこを指で擦り、つまむ。

「ん…んん…っ、ふ…」

 泣き声のような微かな喘ぎの吐息を股間に感じる。

「もう少しでリハーサル再開しますから。ゆっくり観て行って下さい」

 やっと担当者は去ってくれた。僕は足元を見下ろす。
 涙で頬を濡らすシーカさんの顔が見えた。
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