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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第9章 『パンツァーカイル』は永遠に
「そし今日は新メンバーのご紹介!」
シーカさんがマイクに向かって叫び、スポットライトが僕を照らす。
「新メンバーはキーボード! 雑用係から昇格したあの男…タイチっ!」
イズミさんから譲り受けた新しいシンセサイザーが多彩な音を生み、キーボードの上を僕の指が躍る。スポットライトに丸く照らされ、僕は緊張の中、観客に向けて音楽で自分をアピールする。
「新しく生まれ変わった『パンツァーカイル』よろしくっ!」
シーカさんの絶叫に会場が大いに盛り上がる。
そう、僕は『パンツァーカイル』のメンバーになった。
あの日『パンツァーカイル』の解散を宣告されたあの後─
四人での活動に終止符を打たれた『パンツァーカイル』は僕を入れて五人で活動を再開した。
それを知った『パーティー』の社長は苦笑しながらもそれを許してくれた。「もううちの所属じゃないから自由に活動するといいよ」と。
そしてもう一言。
「太一君、いい顔をするようになった。バンドを続けなさい」と。
僕こと簗瀬太一は『パンツァーカイル』の新メンバー、タイチとして今日初めてのステージに立った。
シーカさんがマイクに向かって叫び、スポットライトが僕を照らす。
「新メンバーはキーボード! 雑用係から昇格したあの男…タイチっ!」
イズミさんから譲り受けた新しいシンセサイザーが多彩な音を生み、キーボードの上を僕の指が躍る。スポットライトに丸く照らされ、僕は緊張の中、観客に向けて音楽で自分をアピールする。
「新しく生まれ変わった『パンツァーカイル』よろしくっ!」
シーカさんの絶叫に会場が大いに盛り上がる。
そう、僕は『パンツァーカイル』のメンバーになった。
あの日『パンツァーカイル』の解散を宣告されたあの後─
四人での活動に終止符を打たれた『パンツァーカイル』は僕を入れて五人で活動を再開した。
それを知った『パーティー』の社長は苦笑しながらもそれを許してくれた。「もううちの所属じゃないから自由に活動するといいよ」と。
そしてもう一言。
「太一君、いい顔をするようになった。バンドを続けなさい」と。
僕こと簗瀬太一は『パンツァーカイル』の新メンバー、タイチとして今日初めてのステージに立った。