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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第3章 夜の部屋に響くあの声
 そうやって痴漢を続けて数日。
 女の子は電車に乗る前に明らかに周囲を警戒していた。僕の姿を探している。
 近くに僕がいないこと確認してから電車に乗り込む。

 僕は手近にいたサラリーマンの陰でじっと様子を伺い、電車に乗るタイミングで女の子の背後に忍び寄る。

 手を伸ばして今日もいつもと同じように柔らかいお尻に触れる。何で、と問いたげな顔で振り向く顔。

 そんなことを数日繰り返し、女の子は触られても何も反応をしなくなった。諦めたようだ。
 僕は何の遠慮もなくお尻を触り続け、そうしてまた数週間経った。

 誰にも見られていないと思っていた僕の痴漢行為は、しかし見られていた。
 ただし、見ていた相手も同業者だった。

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