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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
「あたし達はいろいろやってんのよ」

 シーカさんは私物のノートパソコンをこちらに向ける。画面には『パンツァーカイル』のホームページ。
 これといって特徴のないホームページ。メンバー紹介に楽曲紹介、活動スケジュールにメンバーが交代で書いているブログ。そして誰でも自由に書ける掲示板。

 ここ最近、ブログがとても活気付いている。
 雑貨屋さんでアルバイトをするシーカさんは今年の流行アイテムや、シーカさんや美人の店長さんがおススメする女の子受けしそうな小物の紹介など、文章も写真も可愛い雑貨でいっぱいのブログをアップしている。

 もう一人、カエさんもよくブログを更新している。
 イベントコンパニオンの仕事をしているカエさんはメイクや普段のスキンケアに詳しい。カエさん流のスタイル維持方法の紹介なんかもある。

 二人ともブログにはたくさんの読者のコメントがついている。

 そのコメントの七割が女性からのものだ。

「男性からのコメントが増えてないのよ」

 こつこつと画面を突きながら、そして僕を見ながらシーカさんが言う。

 それは、だってブログの内容が女の子向きなんだもん。男性があの記事を読んでどういった感想を言えばいいのだろう。それとも僕がそういうことに興味がないだけで世の男性は、特にリア充な男子の皆様だったらこういう内容でもお楽しみいただけるのだろうか?

 なんて僕の思いはもちろん声には出ていない。

 だってシーカさん怖いんだもん。ちょっとこの人苦手なんだもん。
 
 こうやって自分のペースに強引に巻き込んでくる人が、僕は本当に苦手なんだ。

 僕の唯一の趣味で特技の痴漢だって、相手がいるにはいるけど基本的には主導権はこちらだ。そして一人っきりで行う作業だ。

 いつだってマイペースな各駅停車でいたいのが僕だというのに…
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