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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
綺麗なお尻のラインをショートパンツ越しに見せているシーカさん。
胸の谷間がばっちり見えてるカエさん。
ちょっと前屈みになってブラのラインが背中に浮き出ているハルナさん。
足を組んで座るスカートの奥に下着が見えそうで見えないイズミさん。
そんな感じの写真がオフショット写真の中にさり気なく混ざり込まされている。
しかもたくさん。僕が選びに選んだちょっとエッチな写真達だ。
「あの、これって…」
困ったように笑いながらハルナさん。カエさんは写真を見続けている。
「…男性ファンを増やすためには、こういうのも必要かと思って」
僕の声はごにょごにょ。シーカさんはプンプン。
「だからって、こんな写真はないでしょ」
「でも…男性は喜ぶかと」
当初の予定ではホームページに集まった男性の好意的なコメントを盾に説得するつもりだった。というか、そういう要素でもなければ僕はとても女性四人を言い負かす自信は、綺麗さっぱり全くちっとも、これっぽっちもない。
孤立無援。独立不羈。女尊男卑。四面楚歌。
一部間違った、けどこの状況では間違っていない四文字熟語が次々と頭に浮ぶ。そうやっていろんな脳内情報を検索しても類似するシチュエーションすらなく、この危機的状況を突破する方法を見つけ出せずにいた。
しかし、しかし。
援軍はいた。助け舟はやって来た。神様はいたんだ。
「でも、いい写真ね」
ぽつり、とそうこぼしたのはイズミさん。
その言葉にメンバーの目がもう一度写真に向けられる。
写真の中の彼女達はどれもカメラを意識していない表情をしている。
オフショットはその名の通り自然な姿を捉えていたし、セクシー写真にいたってはカメラの存在に気付いてすらいない。
存在感がなくて影が薄くて空気のような、そして痴漢な僕だからこそ撮れた写真だ。
胸の谷間がばっちり見えてるカエさん。
ちょっと前屈みになってブラのラインが背中に浮き出ているハルナさん。
足を組んで座るスカートの奥に下着が見えそうで見えないイズミさん。
そんな感じの写真がオフショット写真の中にさり気なく混ざり込まされている。
しかもたくさん。僕が選びに選んだちょっとエッチな写真達だ。
「あの、これって…」
困ったように笑いながらハルナさん。カエさんは写真を見続けている。
「…男性ファンを増やすためには、こういうのも必要かと思って」
僕の声はごにょごにょ。シーカさんはプンプン。
「だからって、こんな写真はないでしょ」
「でも…男性は喜ぶかと」
当初の予定ではホームページに集まった男性の好意的なコメントを盾に説得するつもりだった。というか、そういう要素でもなければ僕はとても女性四人を言い負かす自信は、綺麗さっぱり全くちっとも、これっぽっちもない。
孤立無援。独立不羈。女尊男卑。四面楚歌。
一部間違った、けどこの状況では間違っていない四文字熟語が次々と頭に浮ぶ。そうやっていろんな脳内情報を検索しても類似するシチュエーションすらなく、この危機的状況を突破する方法を見つけ出せずにいた。
しかし、しかし。
援軍はいた。助け舟はやって来た。神様はいたんだ。
「でも、いい写真ね」
ぽつり、とそうこぼしたのはイズミさん。
その言葉にメンバーの目がもう一度写真に向けられる。
写真の中の彼女達はどれもカメラを意識していない表情をしている。
オフショットはその名の通り自然な姿を捉えていたし、セクシー写真にいたってはカメラの存在に気付いてすらいない。
存在感がなくて影が薄くて空気のような、そして痴漢な僕だからこそ撮れた写真だ。