この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
 いよいよ始まったライブ。『パンツァーカイル』は二番手で登場。
 まずはテーマソングの『Let’s you go! Chase me go!』

 強気な歌詞と勝気なシーカさんのヴォーカルがマッチした、『パンツァーカイル』の魅力を存分に伝えられる一曲。
 いつもこの曲で会場の温度と観客のテンションを一気に沸騰させる。

 んだけど。

 今日は何だか様子が違う。

 いつもならステージ狭しとあちこちに駆け回り、時には客席にお尻を向けてメンバーと絡むシーカさんが大人しい。いつもみたいな「俺様最強」な覇気がない。
 どことなく縮こまり、ほとんど正面を向いたまま歌うシーカさん。何となく声も小さいような気がする。

 体調が悪いのか? それともどこか痛めた?
 ステージの音響や照明が気に入らないとか、メンバーの演奏のリズムが微妙に悪いとか。

 理由はいくらでも考えられる。

 でも、僕には考えるまでもなくシーカさん不調の理由が分かる。

 衣装が恥ずかしいんだ。後ろを向けばはみ出たお尻が見えてしまうし、横を向いただけでもいつもよりも強調されたお尻の丸みが観客の目に映るだろう。
 
 それにしても、こんなに恥ずかしがるなんてなぁ。
 シーカさんはもっと男慣れしてると思っていたし、ステージに上がれば恥ずかしさなんて吹き飛ばしていつも通りのパフォーマンスを見せてくれると思っていた。
 もしもいつも通りのシーカさんなら太ももやお尻に釘付けになった観客の目を強引に引きはがして曲に夢中にさせることも出来ただろうに。

 『パンツァーカイル』は全五曲を歌い切りステージ袖に消えた。

 盛り上がりはいまいち。

 バンドの顔であるヴォーカリストの不調が原因なのは言うまでもない。


/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ