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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
「あ…あの…」
しどろもどろの僕にふーっ、と長い溜息を浴びせかける。
「ああ、いいわよ、もう…悪いのはあたし」
何がどうよくて何でシーカさんが悪いのか、僕にはいまいち理解出来なかったけど、とりあえず怒られることはなさそうだと思って、ホッと胸を撫で下ろす。
「…で、どうだったの?」
「は、はい?」
「男性の反応は? 少しはよかったの?」
「それは、もう…CDも売れたしホームページのお知らせもたくさん…」
「ふぅん…」
「あの…だから後はシーカさんが復活すれば、完璧…かと…」
もう一度、今度はさっきと違う目の色でジロリ。
やばい、失言だったか!? パフォーマンスの内容に口を出したのはさすがにマズかったか…
「…それでもCDは売れたんだ」
「え、ああ、はい。売れました」
「ってことは、悔しいけどあんたの作戦が成功したってことよね」
「あの…はい、まあ…どうなんでしょう。でも…」
「でも?」
コクリ。僕は唾を飲み込んだ。「でも」から先は言わなくてもいいことだ。少なくとも今までの僕なら絶対に言わないし言おうとも思わない。
…僕は変わったのか?
この五か月、『パンツァーカイル』のメンバーと行動を共にしてきて、そして誰よりも近くで彼女達を見てきて。
出来れば『パンツァーカイル』がずっと続けばいい。僕はそう思っている。
今まで僕は女の子にモテなかった。さっぱり。全く。蟻の触角の先ほども。
だから僕は女の子を痴漢の対象としてしか見ていなかった。現に今もメンバーにそういう気持ちを持たないでもない。
要するに僕は女の子を「性欲を発散するためのもの」としか見ていなかった。高校時代に散々痴漢をし尽くした、あの女の子の顔すら覚えていないほどに。
しどろもどろの僕にふーっ、と長い溜息を浴びせかける。
「ああ、いいわよ、もう…悪いのはあたし」
何がどうよくて何でシーカさんが悪いのか、僕にはいまいち理解出来なかったけど、とりあえず怒られることはなさそうだと思って、ホッと胸を撫で下ろす。
「…で、どうだったの?」
「は、はい?」
「男性の反応は? 少しはよかったの?」
「それは、もう…CDも売れたしホームページのお知らせもたくさん…」
「ふぅん…」
「あの…だから後はシーカさんが復活すれば、完璧…かと…」
もう一度、今度はさっきと違う目の色でジロリ。
やばい、失言だったか!? パフォーマンスの内容に口を出したのはさすがにマズかったか…
「…それでもCDは売れたんだ」
「え、ああ、はい。売れました」
「ってことは、悔しいけどあんたの作戦が成功したってことよね」
「あの…はい、まあ…どうなんでしょう。でも…」
「でも?」
コクリ。僕は唾を飲み込んだ。「でも」から先は言わなくてもいいことだ。少なくとも今までの僕なら絶対に言わないし言おうとも思わない。
…僕は変わったのか?
この五か月、『パンツァーカイル』のメンバーと行動を共にしてきて、そして誰よりも近くで彼女達を見てきて。
出来れば『パンツァーカイル』がずっと続けばいい。僕はそう思っている。
今まで僕は女の子にモテなかった。さっぱり。全く。蟻の触角の先ほども。
だから僕は女の子を痴漢の対象としてしか見ていなかった。現に今もメンバーにそういう気持ちを持たないでもない。
要するに僕は女の子を「性欲を発散するためのもの」としか見ていなかった。高校時代に散々痴漢をし尽くした、あの女の子の顔すら覚えていないほどに。