この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
「あ…あの…」

 しどろもどろの僕にふーっ、と長い溜息を浴びせかける。

「ああ、いいわよ、もう…悪いのはあたし」

 何がどうよくて何でシーカさんが悪いのか、僕にはいまいち理解出来なかったけど、とりあえず怒られることはなさそうだと思って、ホッと胸を撫で下ろす。

「…で、どうだったの?」
「は、はい?」
「男性の反応は? 少しはよかったの?」
「それは、もう…CDも売れたしホームページのお知らせもたくさん…」
「ふぅん…」
「あの…だから後はシーカさんが復活すれば、完璧…かと…」

 もう一度、今度はさっきと違う目の色でジロリ。
 
 やばい、失言だったか!? パフォーマンスの内容に口を出したのはさすがにマズかったか…

「…それでもCDは売れたんだ」
「え、ああ、はい。売れました」
「ってことは、悔しいけどあんたの作戦が成功したってことよね」
「あの…はい、まあ…どうなんでしょう。でも…」
「でも?」

 コクリ。僕は唾を飲み込んだ。「でも」から先は言わなくてもいいことだ。少なくとも今までの僕なら絶対に言わないし言おうとも思わない。

 …僕は変わったのか?
 この五か月、『パンツァーカイル』のメンバーと行動を共にしてきて、そして誰よりも近くで彼女達を見てきて。

 出来れば『パンツァーカイル』がずっと続けばいい。僕はそう思っている。
 
 今まで僕は女の子にモテなかった。さっぱり。全く。蟻の触角の先ほども。
 だから僕は女の子を痴漢の対象としてしか見ていなかった。現に今もメンバーにそういう気持ちを持たないでもない。
 要するに僕は女の子を「性欲を発散するためのもの」としか見ていなかった。高校時代に散々痴漢をし尽くした、あの女の子の顔すら覚えていないほどに。
/226ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ