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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
「…恥ずかしいんだからね」
「はい…あの、シーカさんがこんなに恥ずかしがるとは思わなくて」
「どういうことよ?」
「いや、だから…シーカさんはもっと男慣れしていて、だからあれくらい平気かなって…」
「男慣れ?」
「だってシーカさん美人だし、男の人にモテるだろうなって…」
「勝手に決めないでよ」

 怒りながらも恥ずかしそうな気配がシーカさんの表情に混ざる。

「あんた、これからもこういうことしていくつもり?」
「あの、まあ…そうですね。僕なりに『パンツァーカイル』のことを考えたら、多分していきます」
「そう。じゃあ今のうちに言っておくわよ。私、男の人と付き合ったこと、ないの」
「はい?」
「もう、だから、お尻とはいえ誰にも見られたことないの!」
「へっ?」
「ああ、もう! だから処女なのよ、あたしは!」

 僕のリアクションがよっぽど間抜けだったのか、シーカさんはさらっと爆弾を落としていった。

 ボンバーマンならぬ、ボンバーガール。

 混乱して半ば活動を止めた僕の頭に今の状況を理解するためには全く不必要な言葉が浮かぶ。

「聞いてんの?」
「あ、はい」

 気が付けばいつも通りにググッと僕に詰め寄るシーカさんの顔が目の前にあって、僕は驚きのあまり飛び上がりそうになり、汗ばむ肌と湿った唇、鎖骨から見えるなだらかなラインが僕のムスコ君を起き上がらせる。健康的で形のいい太ももの上には短いデニムのショートパンツ。

 そ、その中は…

 僕本人がこんなにリアクションに戸惑っているのに、何だってムスコ君はこんなにいい反応をするのか。

「つまり、あんたはこの恥ずかしさを克服しろって言いたいのね?」
「え、まあ、そうですね」

 シーカさんらしい思考の飛躍で何か結論に達したらしい。
 確かに、シーカさんがいつもの調子に戻るには恥ずかしさを克服してもらう必要がある。

 でも、夜のステージまでもうそんなに時間はない。

 僕の『痴漢脳』がある方法を思いつく。荒療治だけど、この方法なら絶対にはみ出たお尻くらい何ともなくなる。
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