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蝶が舞う時
第15章 提示
菜摘はブラジャーを外しパンティを脱ぐと、タオルで前を隠して俺の横に入ってきた。

「本当、気持ちいい…でも人が来たら恥ずかしいよ…」

「大丈夫だよ、誰でも来ないよ。」

「おじさん、人が来たら私を隠してね。」

二人でゆっくり浸っていると突然前方の木陰から

ガサガサと音がした。

「きゃ!」

菜摘が叫んで俺の背中に抱きついて隠れた。

「何だ!」

前方の木々が揺れ、ガサガサと音がする。

「お、おじさん、何…?」

俺は音がする方向に注視した。

すると木の枝が揺れ、鹿が顔を出した。

「菜摘、鹿がいる。」

「ええ、鹿?」

菜摘は俺の肩越しに同じ方向を見る。

「わぁ~鹿だ。」

「流石に秘境だ、これだとタヌキやイノシンに遭遇するかもな。」

「良かった、鹿で。」

「でも菜摘のおっぱいが背中に当たっていい感触だ。」

「もう…おじさんたら…」

突然菜摘が俺のぺニスを握ると

「もう…やっぱり…」

「仕方ないじゃないか…未来の奥さんがエロ可愛いから…」

俺がばつ悪そうにしてると

「おじさん、そんなおじさんが大好きよ。」

菜摘は俺の正面に回り込み、唇を重ねてきた。

「菜摘、逆上せる。」

俺は菜摘と立ち上がり、そのまま抱き合った。

「おじさん、ここではやめてね。」

先に菜摘が釘さした…

俺と菜摘はそれから服を着て、カートに戻った。

また分岐した道に戻るため、カートを発車させると菜摘が

「あの鹿、まだ私達を見てる…」

やがてカートは分岐にたどり着き、マップのルートに沿って進めた。

林道を抜けると見慣れたホテルの外観が見えてきた。


やがてカートをホテルの正面玄関に着けて、俺達はフロントに向かった。

「お疲れ様でした。いかがでしたか?」

「結構楽しかったです。」

「それは良かったです。他にもアクティビティがございますので、またご利用下さいませ。」


俺と菜摘は部屋へ戻った。

部屋の中に入ると俺はそのままベッドルームに行き、ベッドの上に倒れ込んだ。


暗闇の中、菜摘が立っていた。

「菜摘、どうした?」

「おじさん、好きな人ができたので出ていくね。」

「菜摘、いなくなるのか?」

「おじさん、さようなら…」

「菜摘、なつみ、なつみ…」




「おじさん、おじさん、起きて!」

俺は眠っていたようだ……





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