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蝶が舞う時
第16章 進むべき道
俺と菜摘はシャワーを浴び、夕食を摂ることにした。

ミニキッチンからハンバーグの焼ける香りが漂ってきた。

テーブルに座ると菜摘が御飯とお味噌汁を並べ、最後に焼き上がったハンバーグを持ったきた。

「おう、美味しそうだ!」

「今日はペッパーハンバーグにしたのよ。ブラックペッパーが少しきついかなぁ?」

「食べよう!菜摘。」

「じゃ、いただきまーす。」

俺はハンバーグを一口食べた。

ブラックペッパーが程好く利いて、肉もジューシーだった。

「菜摘、美味しいよ!」

「本当? 良かった。」

いつもの味噌汁も変わりはない。

「ホテルにいるけど、家で菜摘の作ったご飯を食べてる感じた。」

「そうね、いつもと同じね。」

「そうだ、菜摘、食べ終えたら散歩にでも出よう。」

「いいけど、何処に行く?」

「庭の庭園やフロントの土産品物など見てみないか?」

「いいわ、おじさん、行こうね。」


夕食を食べ終え、菜摘が後片付けてを済ますと二人でホテルの庭にある庭園に向かった。


既に日が落ち、庭園の所々で篝火が焚かれていた。

俺と菜摘は腕を組んで広い庭園を散歩する。

「おじさん、身体は何ともない?」

「ああ…何ともないよ。心配かけたな。」

「大事にしてね。無理しちゃだめよ。」

「わかってる、菜摘のためにもな。」

「そうよ、もうおじさん一人じゃないんだからね…」

広い庭園を回り終え、ホテルの建物に入った。

フロントの奥には小さなコンビニと土産品店があった。

「おじさん、明日の朝食はどうする?」

「バイキングも同じメニューだしな。またパンでも買って菜摘に作って貰おうか?」

「いいわ、それならコンビニに寄ってね。」


コンビニに入ると菜摘はクロワッサンと玉子の小パック、それにヨーグルト、俺は煙草と新聞を合わせて買った。

土産品店では暫く商品を探したが、菜摘の気に入る物は無かった。

「菜摘、欲しい物は無いのかい?」

「記念になる物を探したけど…無いの。」

「じゃ、部屋へ戻ろうか…」

「そうね…」


部屋へ戻ると菜摘がコーヒーを淹れた。

「はい、おじさんコーヒーよ。」

「おお、ありがとう…」

「おじさん、お風呂はどうする?」

「少しだけ露天に浸かろか?」

「じゃ、早めに入って今日は寝ましょう。」


ああ…また繋がりたい……

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