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蝶が舞う時
第5章 同棲
霧で周囲がかすむ中、俺は道に迷っている...
前方から女の子の泣き声が聞こえる...
声の方向に歩み寄ると学生服を着た少女が座り込んで泣いている...
俺は少女の正面に回り込むと泣いているのは菜摘だった...
菜摘どうしたんだ?
菜摘は泣きじゃくりながら、おじさんが私を見捨てた... 私を見捨てた...
菜摘、おじさんはここにいる、見捨ててなんかいない、おじさんと一緒に生きるんだ...
菜摘は立ち上がると駆け足で霧の中に消えていった...
おじさんが私を見捨てた... 私はまた一人ぼっち... 私を見捨てた...
菜摘の泣き声だけが周囲に響きわたる...
俺は大声で菜摘を呼ぶ...
菜摘...
目が覚めた。
ベッドの棚にある時計を見上げると、9時を過ぎていた。
ふと横に目を向けると菜摘が俺に寄り添う様にして眠っている。
菜摘の左手は俺の左胸に置かれ、俺の呼吸に合わせて上下する。
菜摘の肩にそっと右手を回して軽く抱き寄せ、額に唇をつけた。
それから俺は菜摘を起こさない様に菜摘の左手をそっと持ち上げ、ベッドから起き上がった。
リビングに移動して煙草に火を着け、しばらく先程の悪夢を思い返す...
何だったのだろう?
それからキッチンに移動して俺は朝食の準備に取り掛かった。
トースト2枚とハムエッグをレタスが敷かれたプレートに盛り付け、コーヒーと紅茶をマグカップに注ぐ。
それから寝室にもどり、安らかに眠っている菜摘の横に坐った...
昨晩、エアコンの暖房を入れっぱなしにしたため部屋全体が暖かく、菜摘は腰のあたりまで毛布を下げていた。
首筋から胸元に目線を移すと、昨晩執拗に愛撫した2つの乳房が、菜摘の呼吸の度に上下する。
目線を菜摘の顔にもどし、
「菜摘、菜摘! 朝だよ。」
軽く唇を合わせると、菜摘は薄っすらと目を開ける...
「おじさん..お早う..やっぱり夢じゃなかった...」
「何が?」
「目が覚めたら、昨日のことが夢だったらどうしょうと...」
「そんな馬鹿な、さあ、シャワーでも浴びてきなさい。それから朝食にしょう。」
「はーい」
俺はキッチンへもどり、菜摘は浴室へと向かった。
前方から女の子の泣き声が聞こえる...
声の方向に歩み寄ると学生服を着た少女が座り込んで泣いている...
俺は少女の正面に回り込むと泣いているのは菜摘だった...
菜摘どうしたんだ?
菜摘は泣きじゃくりながら、おじさんが私を見捨てた... 私を見捨てた...
菜摘、おじさんはここにいる、見捨ててなんかいない、おじさんと一緒に生きるんだ...
菜摘は立ち上がると駆け足で霧の中に消えていった...
おじさんが私を見捨てた... 私はまた一人ぼっち... 私を見捨てた...
菜摘の泣き声だけが周囲に響きわたる...
俺は大声で菜摘を呼ぶ...
菜摘...
目が覚めた。
ベッドの棚にある時計を見上げると、9時を過ぎていた。
ふと横に目を向けると菜摘が俺に寄り添う様にして眠っている。
菜摘の左手は俺の左胸に置かれ、俺の呼吸に合わせて上下する。
菜摘の肩にそっと右手を回して軽く抱き寄せ、額に唇をつけた。
それから俺は菜摘を起こさない様に菜摘の左手をそっと持ち上げ、ベッドから起き上がった。
リビングに移動して煙草に火を着け、しばらく先程の悪夢を思い返す...
何だったのだろう?
それからキッチンに移動して俺は朝食の準備に取り掛かった。
トースト2枚とハムエッグをレタスが敷かれたプレートに盛り付け、コーヒーと紅茶をマグカップに注ぐ。
それから寝室にもどり、安らかに眠っている菜摘の横に坐った...
昨晩、エアコンの暖房を入れっぱなしにしたため部屋全体が暖かく、菜摘は腰のあたりまで毛布を下げていた。
首筋から胸元に目線を移すと、昨晩執拗に愛撫した2つの乳房が、菜摘の呼吸の度に上下する。
目線を菜摘の顔にもどし、
「菜摘、菜摘! 朝だよ。」
軽く唇を合わせると、菜摘は薄っすらと目を開ける...
「おじさん..お早う..やっぱり夢じゃなかった...」
「何が?」
「目が覚めたら、昨日のことが夢だったらどうしょうと...」
「そんな馬鹿な、さあ、シャワーでも浴びてきなさい。それから朝食にしょう。」
「はーい」
俺はキッチンへもどり、菜摘は浴室へと向かった。