この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蝶が舞う時
第5章 同棲
先に食卓テーブルに座っていると、シャワーを終えた菜摘がやってきた。
「こんな簡単な物だけど...」
「おじさん、料理が上手なんだ...」
「いや、これ以上はできない、レパートリーも少ないし、家じゃあまり料理をしていない。ほとんど外食かコンビニ弁当。」
「じゃ、今度菜摘が作ってあげる。」
「へぇ~ 菜摘は料理ができるの?」
「お母さんとよく作ってたよ、お母さんから教わったの。」
「お母さん、料理が上手だった。もうこの世にはいないけど...」
菜摘は突然フォークをテーブルに置き、目に手を当てた。
俺は慌てて
「菜摘、昨日の約束は?」
「えっ?」
「おじさんの前では泣かないこと。」
「はっ、忘れてた。」
菜摘は半泣きでむりやり笑顔をつくる...
「さあ、早く食べて買い物にいくよ。」
「はい...」
菜摘は無心に食べ始めた。
菜摘は私服が無いので、とりあえずブレザーの学生服を着ることにして車に乗り、町の中央にあるデパートに向かった。
駐車場に車を停めデパートに通じるフロアーを歩き出すと、突然菜摘が俺と腕を組む。
「どうした?」
「だって、おじさんと菜摘は恋人同士でしょ。」
「他人が見てるだろ、これじゃ女子高校生と中年親父の援助交際だ。」
「平気だよ、勝手に思わせとけばいいよ。」
「いや、おじさんが平気じゃない。」
俺は菜摘の腕を解こうとするが、菜摘はそれを拒む。
「じゃ、親子にしょうよ、ね、お父さん。」
「お父さん?」
「お父さんと腕を組む女子高校生は沢山いるよ。」
「本当か?」
「本当、本当。」
騙されている気分だが、俺は菜摘と腕を組み、女性のカジュアルのコーナーを探す。
しばらく歩いて女性物の衣服のコーナーを見つけ、菜摘と二人で見て回っていると
「いらっしゃいませ、何かお探しでしょうか?」
女性の店員が声をかけて来た。
「菜、いや娘が着る服を探しているんだけど...」
「実は今まで家内が娘のことをやってましたが、今年一月に他界してしまって」
「もし良かったら、娘と服を2~3点上下で選んでくれませんか?それと下着も同じ数だけ。」
「そうなんですか...わかりました。」
「私は全くわからなくて..菜摘、お父さんはそこの椅子にいるから」
「は~い、待っててね、お.と.う.さ.ん」
「こんな簡単な物だけど...」
「おじさん、料理が上手なんだ...」
「いや、これ以上はできない、レパートリーも少ないし、家じゃあまり料理をしていない。ほとんど外食かコンビニ弁当。」
「じゃ、今度菜摘が作ってあげる。」
「へぇ~ 菜摘は料理ができるの?」
「お母さんとよく作ってたよ、お母さんから教わったの。」
「お母さん、料理が上手だった。もうこの世にはいないけど...」
菜摘は突然フォークをテーブルに置き、目に手を当てた。
俺は慌てて
「菜摘、昨日の約束は?」
「えっ?」
「おじさんの前では泣かないこと。」
「はっ、忘れてた。」
菜摘は半泣きでむりやり笑顔をつくる...
「さあ、早く食べて買い物にいくよ。」
「はい...」
菜摘は無心に食べ始めた。
菜摘は私服が無いので、とりあえずブレザーの学生服を着ることにして車に乗り、町の中央にあるデパートに向かった。
駐車場に車を停めデパートに通じるフロアーを歩き出すと、突然菜摘が俺と腕を組む。
「どうした?」
「だって、おじさんと菜摘は恋人同士でしょ。」
「他人が見てるだろ、これじゃ女子高校生と中年親父の援助交際だ。」
「平気だよ、勝手に思わせとけばいいよ。」
「いや、おじさんが平気じゃない。」
俺は菜摘の腕を解こうとするが、菜摘はそれを拒む。
「じゃ、親子にしょうよ、ね、お父さん。」
「お父さん?」
「お父さんと腕を組む女子高校生は沢山いるよ。」
「本当か?」
「本当、本当。」
騙されている気分だが、俺は菜摘と腕を組み、女性のカジュアルのコーナーを探す。
しばらく歩いて女性物の衣服のコーナーを見つけ、菜摘と二人で見て回っていると
「いらっしゃいませ、何かお探しでしょうか?」
女性の店員が声をかけて来た。
「菜、いや娘が着る服を探しているんだけど...」
「実は今まで家内が娘のことをやってましたが、今年一月に他界してしまって」
「もし良かったら、娘と服を2~3点上下で選んでくれませんか?それと下着も同じ数だけ。」
「そうなんですか...わかりました。」
「私は全くわからなくて..菜摘、お父さんはそこの椅子にいるから」
「は~い、待っててね、お.と.う.さ.ん」