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蝶が舞う時
第15章 提示
レストランから客室へと戻る途中、フロントの横にあるコンシェルジュのカウンターに従業員がいた。

テーブルには様々なアクティビティのパンフレットが置かれていた。

菜摘とパンフレットを眺めながら

「菜摘、明日は何をしょうか?」

菜摘は暫くパンフレットを眺めると

「おじさん、まずこのホテルの周囲を散策しょうよ!」

「そうだな。」

俺は従業員に

「すみません、アクティビティの中にホテル周囲の散策とか有りますか?」

女性の従業員が

「いらっしゃいませ。はい、ございます。」

「こちらのパンフレットですが、ホテル周辺の自然を散策するコースとなっています。」

「所要時間は徒歩でしたら3時間程ですが、電動カートもご利用できます。」

「途中には林道や小さな滝、天然の露天風呂、牛の放牧地等があり、またお昼を途中でお召し上がる為にお弁当も準備致します。」

「貴方、明日はこれにしましょう!」

「いいねぇ…これにしょう。あの…予約は?」

「只今からでも予約可能です。お二人様ですね。ランチは松花堂弁当かクラブサンドイッチになりますが?」

「貴方、松花堂弁当にしない?」

「じゃ、松花堂弁当を二つ。」

「電動カートは利用されますか?」

「お願いします。」

「それでは明日午前11時にこちらへお越し下さい。それと料金はお一人様2千5百円になります。キーガードの提示をお願いします。」

俺はキーガードを渡すと

「東条様ですね。料金はチェックアウト時の精算です。有り難うございます。」

俺と菜摘はそれから客室へと戻った。

客室に戻ると菜摘はコーヒーを入れてくれた。

ソファーで菜摘は俺に寄り添い、

「おじさん、ありがとう。楽しい…」

「菜摘が喜ぶのが一番嬉しいよ。」

「おじさん、こっち向いて!」

俺は菜摘の方を向くと、菜摘は俺の唇に吸い付いた。

「う、う、う、」

「菜摘、お前少し酔ってないか?」

菜摘はニコニコしながら

「大丈夫よ、酔ってないわ。何だか嬉しいの…」

「そりゃ、酔った証拠だ。」

「おじさん、平気だから…」

「菜摘、少しお冷やを飲みなさい。」

俺はお冷やグラスに水を注いで菜摘に飲ました。

「おじさん、外の露天風呂に行こ!」

「いや、菜摘少し酔いを醒ました方がいい。」

「大丈夫、行こ!」

菜摘は突然服を脱ぎ出した…

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