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《愛撫の先に…②》
第13章 証と誓い
『…電話なの?』
奈々美は電話で呼ぶという距離にいる事になるのかと結城から顔をそむけ自分の足元に視線をやる。

『…何か嫌な事を言いましたか?ケーキを半分以上食べきった事を悪いとは言ってませんよ』
結城は彼女の横顔を観察する。

『ケーキの事じゃない…あたしは……』
彼女は、結城さんとの距離は遠いの?、等と言葉にしかけ言葉に出来ずに膝元でバスローブを握りしめた。

『…メール…電話………君は距離感の事で拗ねてしまった?他愛のない会話のひと言だったのですが…』
結城は腕組みからソファーの背に左腕をのせトントンと指先でたたきながら言っている。

『…そうかもしれない、だけど拗ねてなんか……』
奈々美は首を左右に振った、間違ってなく拗ねている。

『かわいい人ですね、拗ねたなら拗ねたとはっきり言えば可愛げもあるのに…もっとも俺は人の表情をみて思考を想像していますから君はそのままでかまわない』
結城はクックッと笑い彼女の髪をサラサラと撫でてまたソファーの背に腕を戻す。

『あたし拗ねてなんか……結城さんのバカッ』
本当に頬を膨らまし拗ねた。

あたし…
あたしは結城さんにとって何?、だなんて言えない…
あんなにモテるのを毎日みているから余計に言えない…

『奈々美…?思い詰めずに言いたい事は言ってしまった方がいい、出会った頃のように結城さんなんか嫌いだと言っていたように』
結城はまるで諭すようだった。

『あたし大嫌いだとあなたに言ったのね、最初っから…考えなくてごめんなさい…傷ついたかもしれないのに…』
思い出し申し訳なく彼女は顔を斜め外にそらす。

あの時のあたしは初めてを結城さんに奪われ憎しみだけだったね…
言われる側の人の事も考えずに…

『…大嫌いだと叫ばれて本当に俺は傷ついていた、どうすれば君へのつぐないが出来るのかと…だけど偶然会う度に君からの言葉は嫌いだと変わらなかったね…』
思い出しながら言う彼の言葉はつらそうでもあった。

『結城さん…傷ついていたのね…後先考えずに行動して大嫌いだなんて……』
奈々美は過去の自分の言葉に後悔する表情をみせる。

『いい…ただ…それで君に興味がわいた…意地になっていたのかもしれない…君は俺を憎んでさげすんでいたから…ほとんどの女性が俺に色目を使ってくるのに、ね』
彼はクスッと笑った。

『結城さんっ』
彼女はまた後悔した。
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