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《愛撫の先に…②》
第14章 愛撫の先に…
『あたし上手になりたい…啓輔さんをアンアン言わせたいの…』
上目遣いでもじもじしながら言う。

『!?…フフッ…男はアンアン言いませんよ…面白い娘だ…』
結城が肩をふるわせ笑う。

『上手くなりたいのに…』

『俺が寝た女性みたいに感じているのかいないのか、イク〜イク〜と大袈裟にされるのも冷めます。奈々美はぎこちなくて下手で初なままでいいんです』

『も〜…』

『今日みたいに俺の乳首を揉むくらい大胆さも不意を突かれて楽しいもんです』

『啓輔さんが驚いて楽しかった、だけど全然乳首が立たないから悲しくなって…』

『強姦されるだけのセックスとは違って愛撫の先の果ては違った気持ち良さが感じられて良かったでしょう』
彼は微笑む。

『愛撫の…先…?』

『愛し合った後の先ですよ…相手を求めて舐めたり吸ったり触ったり…手の動き、唇の動き…それは大事にしたい人へだけの優しくもあり激しくもなる愛撫だと言えるのです』
結城は奈々美の乳房を手で包んだ。

『あぁ…』
切なく目を潤ませる。

『また明日、しましょう…次の日はまた違った愛撫がみれるかもしれませんよ』

そんな事を言いながらの2人のシャワータイム。
心地良いお互いを思う言葉だけでの安らぎといえよう。

お互いを拭き新しい下着・バスローブを身につけ髪を乾かす。

ホテルマンらしく素早く新しいシーツに替え奈々美を手招き、通じ合った後の清々しさに包まれ向かい合わせで眠る。

『啓輔さん…セックスって怖いものじゃないんだね、こんなに気持ちいい』

『君はいつも泣いていた…強姦だけのセックスしか知らないなんてつまらなすぎる…嫌な男ばかりではなく優しく強く君に触れる人が居るって事…覚えていてほしい』

『優しく強く触れる人は啓輔さんだけ?』

『あたりまえです、他に誰がいますか?』

『ねぇ予言はみえた?』

『君にはキスをしようが胸を揉もうが予言は視えません…最初っから変わりませんよ』

『あたしだけ?ふふ、嬉しいんだ』

『予言をした時視えなくてショックだった事…何故君だけに視えないんだと躍起になって…余計に気になった事…今になって気づけば君が最初っから未来の妻になりうる女性だったという事』
彼は奈々美の髪を撫で背中を引き寄せた。

『陽子が予言を申し込まなかったら出会う事もなかった、感謝しなくちゃ』

2人共に眠りについた。
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