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《愛撫の先に…②》
第15章 握る小さな手…
『あたしも報告があるのよ、遥斗がつき合いも長いしこのままずるずる同棲してるのもよくないんじゃないかって結婚しようって言ってくれたの♪』
嬉しそうに陽子がくるくる周り止まったところで奈々美の手にポンとハイタッチする。

『わぁ、良かったね〜陽子ぉ〜♪お祝いしよっ』
奈々美も陽子の両手を握りぴょんぴょん跳ねた。

陽子の彼遥斗がその勢いで式場を押さえた事も恋をする乙女のような表情で陽子が伝えた。

そこでランチから帰ってくる従業員らの声が聞こえ内緒の話はそこまでとなる。

その週の土曜遥斗・陽子の婚約のお祝いを結城・奈々美の4人で有名店の個室で行なわれた。
4人でも婚約のお祝いという事でスーツ・ドレスという装いである。
遥斗にも陽子にも友達は多いがまだまだ公にするつもりはないので内輪だけの4人なのだ。

以前にも集まっているのでお祝いは和やかな雰囲気でアットホームっぽかった。

『実は私のところも奈々美と婚約をしたばかりで時期が一緒のようで嬉しいです』
結城が遥斗のグラスにカチッと合わせる。

『陽子から聞いています、あの時の言葉が本当になって結城さんって誠実ですね』
カチッと合わされたグラスのカクテルをくっと飲んだ。

お互いがお互いの婚約を聞いていたのでプレゼント交換みたいになってしまって結城は遥斗と・奈々美は陽子と、顔を見合わせ笑みを浮かべる。

最初こそカクテルで乾杯をしたがベロベロに酔うのもよくない為2杯目からはノンアルや烏龍茶等になり、
一連のコースの締めくくりにティラミス、オレンジゼリー・ムースの層になったパフェで締めくくりとなる。

会計は事前に遥斗が払っていて手際の良さに結城は遥斗をえらく気に入ったようだ。
『遥斗くん、陽子さん今度は私がご馳走しますから、今日は楽しかった、ありがとう』
結城が2人に握手を求め遥斗・陽子に見送られタクシーに乗り込んだ。

『奈々美いい友達を持ったね…まだ手を振ってる』
交差点にさしかかりホテルが見えなくなるギリギリまであの2人は手を振っているのがみえた。

『アサヒコーポレーションに入って陽子と知り合ったの…そして陽子の彼の遥斗くんとも話すようになって』

『少し俺達の方が婚約が早いけど、あまり違わない…これからもあの2人と仲良くやっていけたらいいね』
長い未来、事ある事に顔を合わせられる仲でありたいと願う結城だった。
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