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New year
第3章 初詣
隆行くんにはあたりさわりないお願い事をしたように言ったけど。ホントはひそかに、『隆行くんのお嫁さんになれますように』ってお願いしたことは恥ずかしいから言わなかった。
隆行くんが実家には帰らないらしいと話すと、おせちとお雑煮作って待ってるから連れておいでね!とお母さんが張り切っちゃって。
それを伝えると「行っていいの?」と結構乗り気だった。
「でもお年賀とか何も持ってないんだけど、何か買った方がいいかな。何がいいだろう?」
と聞かれて。
「何にも要らないと思うけど? お母さんが隆行くんに会いたいだけだし。」
と言っても
「いや、お家にお邪魔するのに手ぶらって訳には…」
と気を遣って。神戸駅構内のお店でお菓子を探す。
駅の構内のモールは元旦から初売りセールをやってて。ここで働いてる人たちはお正月も休みじゃないんだなぁ…と思ってしまう。
ま、元旦から開いてるお店最近は多いけどね…
「和菓子と洋菓子、どっちがいい?」
「うちは…洋菓子派かな…でもどっちも好きだよ?」
「じゃ、ちょっと日持ちしそうな焼き菓子にしよう。」
とかわいい焼き菓子を買ってくれて。可愛いくて美味しくて、普段よく買うケーキ屋さんのだから単純に嬉しかった。
隆行くんが実家には帰らないらしいと話すと、おせちとお雑煮作って待ってるから連れておいでね!とお母さんが張り切っちゃって。
それを伝えると「行っていいの?」と結構乗り気だった。
「でもお年賀とか何も持ってないんだけど、何か買った方がいいかな。何がいいだろう?」
と聞かれて。
「何にも要らないと思うけど? お母さんが隆行くんに会いたいだけだし。」
と言っても
「いや、お家にお邪魔するのに手ぶらって訳には…」
と気を遣って。神戸駅構内のお店でお菓子を探す。
駅の構内のモールは元旦から初売りセールをやってて。ここで働いてる人たちはお正月も休みじゃないんだなぁ…と思ってしまう。
ま、元旦から開いてるお店最近は多いけどね…
「和菓子と洋菓子、どっちがいい?」
「うちは…洋菓子派かな…でもどっちも好きだよ?」
「じゃ、ちょっと日持ちしそうな焼き菓子にしよう。」
とかわいい焼き菓子を買ってくれて。可愛いくて美味しくて、普段よく買うケーキ屋さんのだから単純に嬉しかった。