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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
 自分の命を乞うでもなく、他人を怨むわけでもなく、名前も知らない少女の無事と、その──おそらく歳相応に狭かったであろう世界の平穏を願った。
 “神様”に。
 『……そうして、私はその欠片を喰った』
「……」
喰えば、何かが変わると思った。人の禍つ想いに縫い留められ、腐りかけた神たる魂も変われるのではないかと思った。
 そしてそれはやはり、すぐに。
『……私はそれを喰った途端、禍津霊達が何を目指して消えていったのか理解した。奴等もまた、男のほんの少しの迷いに落ちた欲望を喰らって……その欲望のまま、名も無き少女にむしゃぶりつき、貪り、喰らおうとしているのだと』
まだ何の穢れもない、自分達とは違う──この世に帰るべき場所を持ち、また何処かの世界にまでも召された不思議な少女は、池で澱んでいた禍津霊達にはこの上なく“旨そう”なものに見えたのだ。
 そしてその、死と結び付いてしまっていた欲望は強かった。数もある。朽ちかけた身で何ができるか、自分さえ男さながらに迷ったが──結局。
『……私も、少女を追うことにしました』
「……」
『……私もまだ、無様にも。……人に求められる神のまま、在りたかったのです』
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