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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
だからせめてもの身勝手な優しさで、もう一度神名を与え淡島に祭り直すことを提案するが、それも皆まで聞かず断られてしまった。
 自らの命を乞うでもなく、他人を怨むわけでもなく……とても和やかな声で。神として、どこまでも人に身を献(ささ)げたそれは、きっと笑んだ。
『もしもまた、もう一度廻れるのならば……今度は傘をさして家路につく、そんな幸せな、人間になってみたい』



【2】

 小さな骨の、空っぽな目から一筋の水が流れる。それきり骨は動かなくなって、日嗣は頭(こうべ)を垂れた。
 その上から、限りなく純粋で何の思惑も持たない、言葉でない言葉が聞こえてきて余計に胸が締め付けられる。無知であるからこそ無垢な命の声。
『……どうか、憐れまないであげて。この子達は、私が再びその輪を廻しましょう』
「……」
一体いつぶりだったか──優しく頭を撫でられる感触がして顔を上げれば、再び女神が骨の龍をその腕に抱こうとしていた。
 女神の袖が泥をはじき、またあの幼い龍の面影が宿る。目が見えているのかいないのか、赤子はその真黒い目をぱちくりさせながら骨の龍の子を見、覚束なく小さな腕を伸ばしていた。
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