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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
もしそれが叶わなければ──と……そう感じてしまうのは、天の神として嫌なところだ。
 神依が興した鉄の龍神は確かに天孫たる己を護りその威を奮ってくれたが、かつての暴神の像を色濃く残したまま淡島、高天原に祭ることは相当に難しい。それこそ不可能とも言えるほど──神々にも異を唱える者が必ずあるだろう。
 それを、少しずつでも変えていくには……。
「……」
自然と目線が神依に移り、その動きの中に甘えが含まれていたことも存分に自覚しながら、日嗣は想う。
 その甘えを、この巫女は許してくれるだろうか。天孫として、自分があの強大な龍神を治めるに足る真の器となるまで、力を貸してくれるだろうか。日々、花を捧げ手を合わせて。たった一人ではあってもあの鉄(くろがね)の御霊に寄り添い、信仰を捧げて──。
 (いや……大丈夫だ)
不意に落ちてきた不安に、けれども日嗣は軽く頭を横に振ってそれを払拭する。あんな旅をしてきたというのに、こんなにも女々しい動きをする自分の心が少し可笑しかった。強くなったと思ったのに案外そうでもなかったことが可笑しくて、でもその弱さがくすぐったくて、何となく楽しくて、我慢できず笑んでしまう。
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