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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
「日嗣様」
「俺にも禊の真似事をさせてくれ」
「でも……」
気恥ずかしさと嬉しさと、申し訳なさが混じる横抱き。
「……体はもう大丈夫? 怪我させて……ごめんなさい。髪もあんなに綺麗だったのに……」
「それはお前が言う言葉じゃない。お前の方が……辛かっただろう。ごめんな……」
「……ううん」
いつもと違う謝罪の言葉。たったそれだけのことが何故だかすごく嬉しくて、神依は胸が一杯になった。話したいことがたくさんあったはずなのに、言葉にできない。それでも男の手が力強く自分を抱き留めてくれて、甘い笑みがこぼれた。
 それから日嗣は神依にも見えるよう、ゆっくりと体を反転させる。女神の名残の窟。せめてその景色を、彩りを、匂いを、母のものとして記憶に残してやりたかった。
「……」
神依もそれを知ってか、じっと行く先を見つめる。
「あのね……日嗣様。私、前にここに来たことがあるんです。ここで、女神様から神依っていう名前を貰ったんです。奥社の長い長い廊下を渡って、洞窟を下りて……覚えてますか? 八衢で、猿彦さんに釣り上げられたとき」
「ああ……そういうことだったのか。お前も、誘(いざな)われていたんだな……」
「はい。……不思議な場所ですよね」
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