この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
荷を取ろうと起こしかけた体を繋ぎ留められて、神依は瞬きを繰り返して日嗣を見上げる。
 「日嗣様?」
「……お前は、どうしたい?」
「えっ……?」
「もしも選べるなら……ここで二人、新たに一から国を創るのと、元居た場所に帰るのと。……どちらがいい?」
何を食べるかは、その後決めよう──そう問われて、神依は大きく目を見開く。
 やはり、これはそういうことなのだ。そして社の中にあったものを口にすれば、もうあの淡島に帰ることは叶わない。
 「もしも二人で国を創るなら……俺は優しい国がいいな。そこにはお前を害する者は誰もいない。常世の国の如くあり、争いや憎しみの影を薄くして皆が穏やかに生きられる国。そしてお前はあらゆる命の母として、恋い慕われる。もちろん俺も……大事にする。この原始の淡島に流れ出でた始祖の神として──お前を妻として迎え、二度と他の男に触れられぬよう、あの住処に縫い留めよう」
「あ……」
髪を弄っていたはずの手が背を撫で、腰を抱(いだ)く。
 その手も言葉も──どうしてこの男は、ふとした瞬間でこんなにも蠱惑的に変わるのだろう。血と同じように全身を巡る、女の感傷がきゅうっと切なくすくむ。
/1229ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ