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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
男の体や仕草、表情……そんなものだけで成される甘い拘束に、鼓動が聞こえてしまうのではないかと思うほど胸が高鳴り、その羞恥にまた目を伏せる。しかしすぐにそれを咎めるように頬を抱かれ、甘い懲罰が下された。
「恥ずかしがることはない」
「あ……んっ」
再び額に、瞼に、触れるだけの口付けが落とされる。
「俺はずっとお前に会いたかった……お前の顔が見たかった。声も聞きたかったし、こうして触れたくて堪らなかった。だから何もかも隠さず、晒してほしい……俺だけが、お前にそれを許されるただ一人の男として在りたいんだ。……嫌か?」
優しい仕草と共に紡がれる吐息混じりの男の囁きは、耳から入ってじわじわと神依の心を撫でる。その中に潜ませていた、まだ少女らしい甘酸っぱい感情や、悩ましい女の肉欲を隠した箱の留め金を弾き、刺激しては、揺さぶりをかける。焦らして遊んで、甘い言葉で嘯く。
──嫌なはずがない。本当はもう、知っているくせに。
「い……いじわる……」
「その上、馬鹿者でな。文にも書いただろう、今度はお前の口から直接、そういう台詞を言わせたいと」
「あれは……っ」
かあっと頬が紅潮する自身の頬に反し、男は余裕そうに笑みを作る。
「恥ずかしがることはない」
「あ……んっ」
再び額に、瞼に、触れるだけの口付けが落とされる。
「俺はずっとお前に会いたかった……お前の顔が見たかった。声も聞きたかったし、こうして触れたくて堪らなかった。だから何もかも隠さず、晒してほしい……俺だけが、お前にそれを許されるただ一人の男として在りたいんだ。……嫌か?」
優しい仕草と共に紡がれる吐息混じりの男の囁きは、耳から入ってじわじわと神依の心を撫でる。その中に潜ませていた、まだ少女らしい甘酸っぱい感情や、悩ましい女の肉欲を隠した箱の留め金を弾き、刺激しては、揺さぶりをかける。焦らして遊んで、甘い言葉で嘯く。
──嫌なはずがない。本当はもう、知っているくせに。
「い……いじわる……」
「その上、馬鹿者でな。文にも書いただろう、今度はお前の口から直接、そういう台詞を言わせたいと」
「あれは……っ」
かあっと頬が紅潮する自身の頬に反し、男は余裕そうに笑みを作る。

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