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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~(おしらせあり)
第6章 巫女として
「巫女舞は魂を興し、或いは鎮め最も和(にぎ)……和やかな状態に近付けるものだ。今回は水神としての名を下すが、魂の力が弱ければ弱い神しか生まれず、治める川や池は水が枯れ、或いは滞りが起きるであろう。逆に魂が荒ぶったままなら人に御せぬ神になり、その川や池は氾濫を起こし、他の命を蝕むものになろうな」
「っそ──そんな大事なことを私にって……!」
それを聞いた神依は慌てて頭(かぶり)を振った。
 あの龍のためにも、もし自分にも何か役立てることがあればとは思ったが──事は予想以上に大きいものだったらしい。
「洞主様……!」
「うむ……」
助けを求めるように洞主を見れば、彼女もまた困ったような、難しそうな顔をしながらも言葉を接いでくれた。
「仰せの通り、今回に限っては神依が誰よりも適任たることは私も承知の上。しかしながらまだ巫女としての経験も無く、ましてや御前に立ち、舞の芯をなす一の場は余りにも荷が──」
 が、日嗣はといえばその言い分を聞くだけ聞いた後、
「もう決めた。──私が決めたのだが?」
「……、左様か。そうまで申されては……致し方なきこと。……良いように」
(……え? あれ?)
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