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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~(おしらせあり)
第2章 神隠しの行く末
そしてその単語が何かを理解した少女は、何故かそれが当然のことであるかのように敬称を添え、その名を口にする。
でも……名を明かしてくれたのは、求めてもいい、ということなのだろうか?
抱いて欲しいなんて言わない、言えない。だけれどこの──燻る欲気を払い去って欲しい。
その思いに応えるかのように秘裂の奥がきゅうとすぼまり、それだけで全身が糖蜜に浸されたような甘ったるい心地になる。
反面いまだ男の指が触れてくれない核心の、荒びた欲求を抑えることもできず、少女は男に拒まれる恐怖に苛まれながらも、たどたどしく慈悲を乞う文言を発した。
「日嗣……様。お願い……します……、もう……」
「……」
男はわずかにその陶器のような表情を変え、皮肉めいた笑みを口元に浮かべる。しかし言葉を発することなく、
「──あぁッ!」
不意討ちのように少女の中で最も敏感な、秘裂の上でふくらむ肉の蕾を擦り上げた。
「あっ……、ぁあ」
「どうした。触れて欲しかったのだろう?」
「それは、でも……っ、んんっ」
男は再び体を倒すと、少女の潤んだ視線と言葉を遮るように唇を重ね、指先で感じるしこりを優しく撫でさする。
でも……名を明かしてくれたのは、求めてもいい、ということなのだろうか?
抱いて欲しいなんて言わない、言えない。だけれどこの──燻る欲気を払い去って欲しい。
その思いに応えるかのように秘裂の奥がきゅうとすぼまり、それだけで全身が糖蜜に浸されたような甘ったるい心地になる。
反面いまだ男の指が触れてくれない核心の、荒びた欲求を抑えることもできず、少女は男に拒まれる恐怖に苛まれながらも、たどたどしく慈悲を乞う文言を発した。
「日嗣……様。お願い……します……、もう……」
「……」
男はわずかにその陶器のような表情を変え、皮肉めいた笑みを口元に浮かべる。しかし言葉を発することなく、
「──あぁッ!」
不意討ちのように少女の中で最も敏感な、秘裂の上でふくらむ肉の蕾を擦り上げた。
「あっ……、ぁあ」
「どうした。触れて欲しかったのだろう?」
「それは、でも……っ、んんっ」
男は再び体を倒すと、少女の潤んだ視線と言葉を遮るように唇を重ね、指先で感じるしこりを優しく撫でさする。