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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~(おしらせあり)
第2章 神隠しの行く末
「──んっ、ん、ぅぅ……っ」
痺れるような快感が肌の裏側で走り少女は堪らず身を捩るが、男の指はその小さな蕾を決して逃がしてくれなかった。代わりに仕置きとばかりに一際強く揉みこまれたり、摘ままれたり──。
 更にまた胸先の方まで責め上げられ、捕らえられた花芽達はその優しい蹂躙を悦びジクジクと熟れ、媚びるようにその姿を主張し男の指にまとわりつく。少女の面影を未だ残す意識は、その体の反逆に徐々に攻め崩されていった。
 他人から与えられる余りに刺激的な快感の美味さと、自身の思考が塗り替えられていく怖さ。自分から求めたにも関わらず、その両方をどうしたらいいのかも判らない。
「だめ……っ、も……ダメぇ……ッ!」
もはや身の内だけでは収め切れない何かが体の中に渦巻いている。快感と恐怖と、そのどちらもが男の手に撹拌されて、少女はついに、訳も分からず男にすがり付いた。
「ごめ……なさい、日嗣……様っ、日嗣様っ……、でも……怖くて……っ」
「構わぬ──そのまま達せよ」
少女の絶頂が近いことを察した男は、ゆっくりと少女の右肩に舌を這わせる。赤く走る幾つもの筋。それが途端に脈動を始め、少女は一気に体が熱くなるのを感じた。
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